人生初の東京個展が5月1日終わった。
ちょうど一年前の今頃から作品にかかわることの東京滞在を繰り返し、夏のさなかこの春の写真展開催をお約束させていただく。
トクヤマさんの素晴らしい漆喰メディアにハッセルで撮ってプリントする。
そんなセミナーを提案させていただいたことが、この展覧会につながった。
上京の度、都内のギャラリーを巡り写真を作品へ高め仕上げることの難しさをこの目でみて、やろうとしていること、やりたいことのブラッシュアップを繰り返してきた。
仕上げの勉強や、人々との交流。
コンセプトの明確化、見せ方、そして展示のイメージ。何度も再考をくりかえし、
決まった方向性を各方面へ依頼する。決断がせまられた。
そしてプライベートビューでの客人へのご挨拶、ワークショップの講師としてみなの前で写真についてのお話しをさせていただいた。
ここは、前日までなにをどうはなしすすめるかも迷ったのが正直なところ。
2案あったうち最終的には展示の意味、構成の意味、一枚一枚についての思いや解説とした。
あらためて自分の写真に向き合う、またとない機会になる。
当日朝まで、macのキーボードを打ち原稿づくりしたこともいい思い出。
その作品たちが、今日手元に帰ってきた。
ギャラリーに置いた芳名帳兼メッセージノートも手元に届く。
開いてみた。
1ページづつ目を通し書かれた名前を見て、あぁ、わざわざ来てくれたんだと。
この人も、あの人も。そしてあのような方まで。
メッセージを書いてくれた方も多く読み進んでいき、
ときに鳥肌がたった。
展示作品をみて、感じたこと、思ったこと。
昔の知人の思い。
こちらも感動して鳥肌がたつ。
沢山の方々にお世話になった。
沢山の方々が支えてくれているんだな。
トクヤマH氏とみなさま、ハッセルブラッドジャパンのみなさまには全ての面でのサポート。
開場前にお花やご祝儀のご用意をしてくださった方々。
プライベートビューに来てくださった東京と近郊のみなさん。
北海道からプライベートビューに来てくれたchさんやyuさんが
会を盛り上げてくださいました。
エプソン販売のoさんiさん、プリンターのtomokoさん、
作品づくりについてのはなしやプリントノウハウ、ワークショップでたいへんお世話になりました。
そして、会期中来場くださってお名前を残してくださった方々、とても熱いメッセージをのこしてくださった方々、お名前をのこさずに帰られてしまった方々。北海道から来てくださったみなさま!
みなさんほんとうにありがとうございました。
今回の個展、最初は自分がどうにかなるチャンスなんだろうっておもっていましたが、そうではありませんでした。わたしがみなさんから素敵な経験を与えていただいたようです。すばらしいことです。
最後に、終始ご意見お手伝いいただいたsaoさん、2009年の出会いから個展までにお力をお貸しいただいたtakazawaさん、おかげ様でかたちになり無事会期を終えることが出来ました。感謝、お礼申し上げます。