そう、2009−2010年銀座T社にてデモしてもらったのを鮮明に覚えているからだ。
T氏がみせてくれたのは、まったく候補にしていなかったS2というライカ。
これ、まず手触りがいい。シャッターの感触から音、液晶表示が繊細、ボディー操作ボタンが極めて少なく文字がほぼないのでデザインを邪魔しない。ファインダーを通した世界も美しく印象的に見える。すべてが上品。
なんだろ、記憶にのこってしまうカメラだった。
その後ライカ銀座の二階奥にあるプロショップで話を聞いたこともあったが、ハッセルHCレンズが使えるのは確かだがファームの古いレンズはNGだったりするので、まずは純正レンズのセットがおすすめとのことだった。HCレンズ大丈夫なのでまずはボディーをって勧められたら入手していたと思う。この時、ショールームのギャラリーにはSで撮影された大判写真がずらり展示されており、その美しさにまたうっとりしていた。
まぁ、そうはいってもやはりライカはライカで、世界最高と言える値付けなのは間違いない。しかも市井の者がライカの中判など使っていいのだろうかと言う自問自答もあった。
とにかくそのあたりいろいろがネックになり諦めていた。
もう発売から10年くらい。。
その間、このこのような推移を遂げていたのを最近知った。
s2
s2-p
s typ006
s-e
s typ007
s3(2018秋発表、2019春発売予定)
このところ仕事を手伝ってくれる若者がライカの人で、自分も大枚はたいたRシステムを泣く泣く手放した人間なのでleicaの話なんかになるともうleica魂再燃といったぐあい。中古があることも驚きだけどその市場価格に平常心ではいられない、あのSがまさかの値付け。人気ないのかぁ。
NYCのカメラショップに運良く在庫されていたS-Hアダプターを、東京の店からCCDセンサーのSをとりよせた。
マウントアダプターによってHaselblad Hシリーズのレンズとほぼ互換がある。まずは手持ちのHCやHCDレンズで使用開始。
ちなみにこの画像、初期型HC50mm+HTS1.5の組み合わせで撮影されている。絞りもレンズシャッターも問題無しなうえHTSでAFが作動するという奇跡。素晴らしい。(ハッセルではAF
は動かない・・)
2枚目は1枚目の100%あたりのもの。
そのほかインスタに。
この中のNYC ストリート写真はS+HC80,S+HCD28、いずれも純正アダプターS−Hを使っている。