2009/07/09

7月7日


海洋実習船同行撮影一日目

快晴。
6時53分発の普通列車に乗り約一時間後小樽に降り、晴天の下第2ふ頭に停泊している望星丸まで徒歩で坂道を下った。
乗船するため南氏を訪ねる。笑顔で出迎えられ、三浦氏も挨拶してくれた。
八時半ころから学生らも集まり、皆そろって乗り込む。
答舷礼。
厳粛な出港の儀式のなか灯台をくぐり外海へ出た。またはじまった。

前回4年前の記憶は薄れているものの、旅後半の揺れに少し参っていたことは思い出される。やや覚悟しながらの今回のお仕事だ。

晴れているうえに風も弱い。なので揺れもほとんどない絶好のコンディションが一日続いてくれた。
採泥、採水、プランクトン採取、XBTと順調に進んでゆく。
日差しが甲板を照りつけじりじり暑い。夏の洋上。風がここちいい。
午後早い時間の観測時にはまだ積丹の山がうっすら見えていたから少しほっとするがそれもここまで、これから先緯度を43°30′を維持しひたすら西へ移動するから一面海となる。

どうも俺は船室とかの閉鎖空間に弱いのかもしれない。それからエンジンの振動。同じ揺れであっても外に出ているほうが気分は楽だものな。揺れないと言われる今日だって部屋でじっとして静かな揺れを感じ、腹の底まで響く動力音がけっしてやまないのを知るとどうも落ち着かない。

本日10時間くらいで600ショット以上。
いいのも撮れた実感あり。
早めに休ませてもらう。