天候は回復気味。
午前8時に道東自動車道が開通したらしい。
でも北見峠ルートを選び、北に向かった。
雨後だけど、もしかしたら瀬戸瀬の山に入れないかという期待を持って。
せっかく道東まで来ているので、途中の撮影を進めたかった。
現場に着くと一台車が、間もなく4名ほどが下山してきた。
役場の方で、雨後の下見に来たんだという。
瀬戸瀬薬師山。
撮影終わっているところまで一気に駆け上がり、大変な息切れ。
ちょっと休んでから撮影って思ってたけど、蚊の猛攻撃にひるむ。
ハッカを塗り直したら目や皮膚がしみて酷い痛みに苦しんだ。
やがてそよ風が。この風で痛みも流されなんとか進めそう。
獅子にのった31番から。
足りなければ光を足しながら、一体一体。
みんな色々な表情で待っていてくれてなんとも言えない気持ちになる。
それにしてもどこまで進んでも蚊の攻撃が続いて先は長いことが怖くもなる。
59番まで来たところで、道が一気に上へ向かう。その先が山頂なのか。
秋の気配を感じる見晴らしのいい山の頂には、60番のお地蔵と聖観音さま、そして三角点標柱が待っていた。
眼下には瀬戸瀬を流れる湧別川、囚人道路、そして建設中の新道を見下ろして。
59番へ戻って分かれ道を見つける。
別ルートで再度登ると、そこにはお堂の中から薬師如来が道を見下ろしていた。
大正14年からここでこうして見下ろしているらしいから、頭が下がる。
さすがに体力の限界を感じて持ち込んだスタンドとライトはリッックに片付け、慎重に下りながら4時間後に無事下山。
瀬戸瀬温泉で汗を流し、帰路に着く。
上川ですでに夕暮れた。