2009/03/07

情熱取材


EF70-200
二月の斜里岳

「知床開拓スピリット」

ウトロのIさんのおすすめ本だったこの本。実は一度書店で手に取ったものの、その日探していたのはモノクロの写真集だったから思いがぶれて何冊も買ったんじゃ懐がきびしいぞと、また元に戻したのが少し前の事。
先日のウトロ撮影時にヒカリゴケ事件の真相の話しから、開拓の話しになりこの本を薦められたとう訳。
さっそく紀伊国屋書店に出向き二階のコーナーを目指す。

ばさっと棚から一冊の本が倒れ落ちた。前を行く人が拾い上げ戻したのを見届け、以前あった場所に向かうとコーナー替えがされていて場所が変わっている。戻ると写真集コーナーはさっき本が落ちたあたり。なんと拾い上げられたその本が探しに来た知床開拓スピリットだった。
なんだろ、ここだよって本が言ってたの?

さて、内容は知床の森に残るモノの残骸がどういった経緯のものなのか真相が掘り下げられていて、写真も美しけど取材内容にぐっときた。個人的に女医は苦手なんだけど、この人は見直すっていうより尊敬しちゃう。すごい。あやまった認識をただすいいきっかけになった。
「ヒカリゴケ事件の真相」もその真実が正しく語られなかったことで事実とはかけ離れた話しとなって伝え聞かされているということを教えられた。
知床の開拓者が消えたのも真実を正確に伝え聞かすことがなかったために誤解され、勝手な想像で話が違ってしまったんだなと知らされた。


EF70-200
閉ざされたオホーツク