2025/03/20

3/20 G9proIIでBRAWできていなかった。。

G9proIIは予備機のBMPCC4K+G9pro との交換によって入れ替えた。
Blackmagic Videoassist 12Gの5インチは、まずビデオアシスト4kの7インチが重かったという点と現場での映像共有は必要なくなったので小さめの予備モニターで良くなった。次にm43の予備機でAFの選択肢に加えてraw収録も可能にしたかったなど。
そこで最初に入れ替えたビデオアシストは現場での機材がコンパクトになったし、BMPCC4Kのバックアップとして申し分ない。そしてG9pro→G9pro2Ⅱへ。いそいそと接続してカメラの録画を開始しても、、あれ、録画されていない。カメラのタイムラインだけが虚しく走る。。USB-CやHDMIケーブルの規格問題? 接続SSDの問題? 手持ちのものをあれこれ全て試したけど、やっぱり録画されない。この場合カメラにも収録されないので、完全に「無」である。
まぁ、カメラではlogで12gではProResを選択すればバックアップも取れるので、その方向で使おうかと考えておよそ数ヶ月経過した。
 昨日ふと、やっぱBRAWでまわしたいなーって思っていじくっていたら、あれ、タイムライン進んでオームのように赤く録画中の表示に変わっているじゃないか。再生すると撮れている。何が違っているのか調べたら、モニタリング時にあてているLUT!
収録データじたいには関係ないのに、自作LUTで表示させると収録が進まないのよ。12gへ標準搭載されているLUTであれば問題なく録画される!!

自作LUTはダヴィンチで作成したんだけど、何かしら別の方法で再度作成する必要がありそうだし、ビデオアシストでうまく運用できる形をそのうち模索したいと思う。

いい方向に考えると、問題解決された昨日はついていたのかもしれないし、これ、現場で収録できない問題が起こってもセッティングの見直しという対処の一つとしてあげられそうだ。

あぁよかったよかった。

2025/03/19

3/19 トウモロコシ電球をeinstain640へ


中国から仕入れたLEDを装着。

先日アメリカから仕入れたEinstein640に加え、このフラッシュライトのモデリングランプについても検討していた。まぁこれまで通りタングステンの250wそのままでそう問題はないんだけど、ひじょうに熱くって火傷のキケンだったり、盛大な電気代というように、ちょっとだけ時代遅れ感はある。そこで口金がBA15Dで調光可能なLEDを探してみた。日本ではほとんど選択肢は無くって車用と船舶用に少々見つかるけど調光対応していないみたい。aliexpressでもコーン型の発光モジュール数の違いに加え白色と電球色が選べるくらい。はじめ発光モジュール136の最大光量のものを注文したら、やたら長くって、ん〜って感じ。ガラスドームが着かなくなるし。。 そこでやや小型の102球のものを新たに注文。

早速点灯。白色光はクールで新鮮な印象。でも明るくない。。

まぁこれで運用するとすると、ライティングをおおむねイメージできる現場であれば、高温にならず火傷の心配がないのでとても安心で安全といえる。でも光量は少なくって、明るいところではライティングの確認は無理そうだけど、einstein640のON-OFF確認にはなる。


2025/03/18

3/18 新旧のハッセルブラッドレンズ

2024年製のレンズを1968年製レンズで撮ってみた。

Hasselblad史上初の中国製レンズではないだろうか。V・Fシステムのレンズはzeissのドイツもの。Hシリーズは日本のfuji製、日東光学とアナウンスされて始まったXCD10本のうちすでに多くはディスコンなって、新時代のデザイン仕様へ移行した。新デザインのXCDは6本がメイドインジャパンでリリースされたものの、2024秋に登場した7本目はついにメイドインチャイナとなっていた。時代は変わったなぁ。

この写真の撮影にはとっても古〜い1968年製 Chrom Non-coat  Sonnar C 1:4 f=150mm を使ってみた。重たくってずっしりしたこのレンズは滑らかなヘリコイドで、現役のシンクロコンパーと未だガタなど無縁な作り、工作精度高さとドイツクラフトマンシップを感じ取れる。そして非Tスターコーティングでありながら抜けの良いレンズ群は、繊細に柔らかく色の滲みも味わいといえる写真に結像する。もう現代のレンズが無くしてしまった全てがここにあると言えないだろうか。

                    
s007 Non-coat  Sonnar C 1:4 f=150mm 


2025/03/11

3/11 インストール完了

 作品が旅立つ。お渡しとインストールに立ち合わせていただき、嬉しくもあり寂しくもあり複雑な思いであります。

旧小樽運河倉庫の二番庫へ展示のおはなしをいただいた去年の展示を終え静かにその時をまっていたLandscapes Hokkaido作品群だった。

週末にはグランドオープンするルタオ小樽運河プラザのカフェ内。広大な壁面に飾ってくださるとのことで、とても光栄なことであります。




話というのは、突然やってきて判断を求められることが多いと思う。だから、準備ってやはり事前にしておいた方が良いわけで、今回も前回も、ある意味準備は整っていたといえる。もちろん、職人さんの素早い対応にも助けられてのことである。しかし自分ができることを、アウトプットの直前くらいまでは、やはり進めておかないと、お返事すらできないことになってしまうし、その時スタートしても完成までに数ヶ月を要するだろう。もしかするとなかった話で終わってしまいかねないのよ。心して心して。手を動かし色々なことを想定し準備を、である。

2025/03/08

3/8 点検と補修

ご依頼業務を終え、このあと事務所は空くので来週旅立つ作品の点検と補修にかかる。昨冬までの展示によってできた痕跡のようなものを極力目立たないよう慎重に修正・補修を行い、フィキサチフ塗布よるコーティングで仕上げた。フレスコ作品10点を整え、このうち数点が数日のうちに旅立つ予定である。

こちらは2024年フレスコジクレープリントの勝納川。1200幅の大判プリントは札幌の現代写真作家さん翼氏によるもので、名古屋のアルアート加工さんにて展示向けの平面出し裏打ち加工を依頼して仕上げた。技術力を手仕事にいつも助けられている。



2025/03/03

3/2 書かない確定申告

「 収受日付印の押なつ行いません。」って、いまさらこうきっぱりいわれてもなぁ。

昨年うちのもう1人はすでに切り替えていたので、横目で見てたけど、登録とか連携とかややこしそうではあった。でもペラモノの郵便に収受印廃止の記述を見つけ今年初めて立ち向かってみた。

案の定要領がわからん。このブラウザは使えんとか、何度もマイナ認証を繰り返したり、スマホとMacを行き来しながら、QRとマイナンバーの認証をなんかやったことか。。とっぱじめからやる気を奪いとってゆくシステムにぶつぶつ文句を言ってみたりするよね。

ところがさ、なんとか作成コーナーで記入をはじめてみると、えー、なになに、計算は全部システムがやってくれるのね。

これは、簡単すぎるぞ。

極めつけは消費税。これまでの付表の数々は何だったんだ。。これも恐ろしきほどにシステムが計算をやってくれていて、あっというまに完了してしまう。まぁ、勘定科目ごとをさらに10%8%非課税に分けた一覧表で準備を進めていた自分が偉いんだけどね。今年度から、分数の計算とか、電卓たたいて何度も確認みたいなこと、記載ミスなどなくなった。これじゃはやくボケるんじゃないか心配。。。

ただ、記入と、提出の仕組みが別れているようで、提出済みなのか、未提出状態なのか、よくわからんのよね。正直すんなり進みすぎて正確さに少し自信はないけど、まずは期日内提出完了したと感じている。


2025/02/26

2/26 三誠ビル

2/25に見つけてひどくガッカリした張り紙。

s007 w/HCD28


 一階の理髪店「男爵」さんが店を閉めるらしい。52年。私が生まれてちょっとの頃から営まれていたんだね。歴史ある店が閉めた。確かこのビルは100年くらいだから半分の歴史を共にしてきたのかと思うと、積み重ねることの重さや難しさを感じる。加えて3階の南側も今月いっぱいと聞いているから、自分より古くからの人たちがここにきて次々に去ってゆく。なんとも言えない感じだ。弁護士の先生も先立たれたし、もう二階のメディアさん一件が自分より古い唯一のテナントさんになった。約束されたことって何もないんだなぁと、しみじみ思う。次は自分かなぁ。。



前回の年度内最終授業での発表で、「もったいない」といわれてから、完全にトーンダウンしてしまった制作と論文。。このままではまずい。



2025/02/21

2/21 年度内最終レポート、提出

院1年目の領域最終発表が2/1に終わった。当大学の教授と東京藝大の教授にまでお越しいただいての場であったのだけど、 なかなか厳しい点を痛感したり、向かうべき方向が見えたりといった具合。 そして、昨日2/20に2024年度分の最終レポートを提出できまして、少しホッとしている。 今日、hasselbladのレンズをリペアに出すので、この後発送。 旅立つのはHC80とHC35 どうやら今回はスェーデンへ里帰りする模様。。

2025/02/11

2/11 einstein640 2台追加


去年の夏、einstein640の足にヒビが入っていた。これは後のモデルで対策品パーツに変更されているのだけど、今回の本体は社名が筆記体で書かれたモデルなので、古めのやつ。で、手持ちのDegi BEEと同じパーツだったので入れ替えたりして凌いでいた。

そしてついていないことに秋にかけて、2つのパイレックスのガラスドームを破損させてしまっていた。一つはバラバラ、一つは整備してなんとか使っている。

販売元に問い合わせたら、パーツ送るためにかかる送料が501USDだという。日本円で75000って、ないよな、流石に。。

そして、やっと綺麗そうな中古本体をused photo proに見つけた! ケース付きで一つ335USD。これで、古いやつをパーツ側にまわせるな。

2/7発送 2/11受け取り




2025/02/05

2/5 LINHOF 003320


知り合いのレンズが出ているらしく久しぶりにヤフオク覗いてたら気になるものを見つけてしまって。 入札してしまった。若かった頃から現役のリンホフ三脚。センターポールがエアー式のアルミ2段で黒色。目線ちょっとくらいまでの高さになる。 品番は剥がれていなくなっているので、何ていうモデルかもわからない。 使用年相応に傷や擦れが激しく、それでいてガタは全くない頑丈な作りなのね。 とっても気に入っているけど、もちろんとうの昔に廃番だから再入手はないかなって思っていた。そしたらさー、『LINHOF 003320 アルミ合金製2段式三脚 軽量1,9kg 清掃済みですぐに使用可能です GERMANY』ってのが10000円からスタートしていて。 誰も入札しなかったのでそのままの1万円で落札完了! 二日後には届いて、送られてきたのは自分の使ってるやつと同モデルでした! しかもめっちゃキレイ!! 現場で使った感みたいな点も、ほぼなし! あ〜、売主さま、ありがとうございました! あっ、今回セットされていなかったけど、かつてセットだった自由雲台の方は重くて止まりも少し良くない時があるので脚ほどすごくないと思っている。 このリンホフ雲台は現在隠居していて、韓国製マーキンスがリンホフの上に乗ってビシッと止めて現役を務めている。 LINHOF 003320

2025/01/15

1/15 三吉神社のどんどやき

 昨秋、秋田の三吉神社総本山へ行ったので、近所の三吉さんへ足を運ぶ心境は新たなものだ。今年は風も弱めで、穏やか。しかし寒さはピカイチ。

g9  w/DG50-200 f2.8-4



2025/01/01

1/1 神宮

例年恒例の歩いて初詣。今年は早めに入場できましたが、おみくじはパッとせず、どうやら何をやってもイマイチと予想された。いつか食べたいと思っていたそばを啜って、雪の中帰路についた。

sl2 w/S24-105mmf4



2024/12/31

12/31 大晦日

 




通過した光は、光背に盧舎那仏とよく似た影を浮かび上がらせた。今年一年ありがとうございました。新年の準備にあらわれた仏さまに合掌。

2024/12/28

12/27 作品展終了

小樽運河プラザでの作品展を終えた。

色々考えさせられる展示であったが、新規にプリントした二点を加え着色をのせたモノクロプリントのランドスケープとフレスコジクレー魅力が融合していい感じでした。また歴史感のある建築に時間の流れを意識した制作による写真プリントは相乗効果を考える良いきっかけになった。

ルタオ運河プラザ店のスタートに私の作品展示の話をいただき感謝しております!




2024/12/22

12/22 AD200PRO II



やっと届いて開封したら本物だったAD200PRO II。これ、200シリーズ第三世代だろう。

WISTRO AD200 → AD200PRO → AD200PRO II

うちのAD200は2017年に導入したらしくバッテリーに貼った手書きシールからわかる。8年間現役で疲れ知らず。でもずいぶん前、型番にproが追加され光色の安定化と回転防止シュー採用がずっと気になっていた。今夏に思い切ってaliexpressにて二世代目を一台注文したんだけど受け取れず返送されてしまった。全額返金されたのでまぁいいんだけど。この時、すでに後に発売されることがアナウンスされていた三世代目。今回はモデリングLEDが光量強化とともにバイカラー化され、カラーになった液晶パネル、最新トランスミッターとのワンプッシュ連携といったところが進化した点のようだ。

年末を控えて機材更新を決めたのが11/29日。ブラックフライデーのセール価格に加えて1万円以上のクーポンも使えてしまい、日本で購入検討していた価格のおよそ1台分で2台揃うかもしれないという衝撃価格。小躍りしちゃうよね。ただ他の人のショップへの質問を見ると「本物ですか?」などの書き込みにお店の返事は無し。ちょっとした賭けになっちゃうけど思い切ってみた。。

案の定一向に発送されないし。。1週間を経てやっと荷物は出荷されたものの日本の税関あたりでまた1週間留め置かれ、ローカル配送会社に引き継がれまたまた一週間。ゆっくりゆっくり深圳から札幌まで移動してきて、24日目にしてようやく本日配達された。しかし2個口の一個しか届いていない。どうなることやら。。。

aliexpressの標準配送というのは、今後覚悟を持ってポチらなければならないといういい勉強になった。25日を要した今回のように時間に余裕を持って注文するんだな。それにしても長かったぁ。

新型のAD200導入の訳は、SL2でHSSを使うため。なんか秋にかけてそーいう撮影が多かったから盛り上がっていたんだけど、この後ちょっと静かかも。なので年明けからの普通づかいと、バイカラーのLEDを時々試してみるあたりから始めてみようと思う。




2024/12/21

12/20 手打ちそば

 お仕事先さまからお声かけいただいた。毎年恒例の蕎麦打ち本番へ向け秋から試し打ちが続いているというのは聞いていた。その試し打ちも大詰めで本番前の最後の詰めとなったようで、わたしも試食へ誘っていただいた! 

いや〜、せっかくだから、手打ちの様子も見たいです〜って言ってみたら快くオッケー出ました。

二人の打ち手が、水廻しから始めこれ意外とじっくり丁寧にダマをつくって行くんですね。そしてあるところで緑色に粉色が変わった! その玉を練り込んで一塊にしてゆき、やがて菊の花のような形状を描きながらの菊ねり、頃合いをみて円錐形に変化させる。これは空気を抜く大切な工程。この円錐を上から慎重に体重をかけて鏡餅の一玉のようになったところで打粉をひいた延し台へ移動。最初はここも慎重に手で広げてゆき大きな円形にさせる。それから長い延棒が登場し、より薄く延されてゆく。やがて四角く薄い座布団のような姿に成形していった。四角くなったら次はたたみ、そしてついに最終作業の麺切り。

茹で上がったそばを口元へ運ぶとその薫りが際立つ。そして舌の上から喉を滑り落ちていった手打ち蕎麦は、素晴らしく絶品でいい経験をさせていただきました。

ご馳走様です!






2024/12/14

12/14 Formulary





 Formulary が12/9に届いた。いい。かなりいい。

第一印象「おっ、おもたい」

第二印象「かなりしっかりしてるし作りも上質」

第三「圧板の留めの木材、うまく機能してる」

第四「圧板で押さえいないとガラスがカタカタしてちょっと心配」

とは言っても、アメリカから飛行機に乗って割れずにやってきたんだから、使いから次第で何の問題もないだろうな。そしてこうやって焼き具合が見られるんだわ。








2024/12/08

12/08 Bostick & Sullivan


Youtubeやwebsiteから情報を引き出したり、PGIから取り寄せた薬品だったり、自家製写真プリントを考えてきたなかでいつも気になる存在があった。サンタフェ発のオルタナティブフォト界のキーマン。

Bostick & Sullivan

各種技法に合わせた薬材のセットや単薬、資材、露光機、コンタクトプリンターなど、旧来の写真プリントを行うために必要なものが製造販売されワークショップも開催している。加えてデジタルネガ制作のプロセスやプロファイルを提供してくれている。

サイアノとアルビュメンは露光途中のネガの焼き具合を見られる。そこで用いられているコンタクトプリンターについてなんだけど、この会社から多くのプリンターの手に行き渡っているのがわかる。動画サイトでの多くの発信制作者が使用している圧板の押さえが成形ステンレスのもの。圧板に当たる裏板が2ブロックに分かれ、一方を開け露光の進行具合を確認できる優れもので、ハンドリングもとっても良さそう。日本のPGI扱いのそれも同一品。しかも8万円ほどで在庫切れという状況に悲しくも衝動買いせずに済んだ。で、どうするか。手作りも少し考えたけど、結果B&Hによさそうなプリンターを見つけたのでそちらを取り寄せすることにした。これがあれば、現状の途中経過を見られない挟み込む仕組みから一歩進む予感。

https://www.bostick-sullivan.com/


2024/11/02

11/2 小樽運河倉庫の展示作品を一部入れ替え



 T.F氏にプリントをお願いした小樽穴滝と美深湿原を飾ってきた。配置の修正もして残りの会期を新たな気持ちで。

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「廻り~Landscapes Hokkaido」
なにげなく繰り返され、時間をかけて少しの変化をつづけているいつもの森を意識するため、
水の流れに眼をとめ「記憶色」で再構築した大判作品9点をおよそ20mの回廊に展示。

また、石灰が徐々に顔料を抱き込むフレスコにて制作。
期間中作家不在となり恐縮ではございますが、お近くをお通りの際はぜひご観覧いただけますと幸いです。

会場: ルタオ小樽運河プラザ内 二番庫回廊ギャラリー
会期: 10/11〜12/26 無休
観覧時間: 午前10時〜午後6時 

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2024/10/25

10/26 露光機でプリント

つづき。

紙はミツマタ。

薬剤は数ミリリットル単位で慎重に吸い取り、パレットに放つ。平筆でそれを吸い取り、筆先の薬剤をなじませ、軽く絞る。

薄い和紙の四隅をマスキングテープで軽く留め、ネガサイズよりやや大きめにトンボをつけ、その中を、先程の平筆で横方向に塗って行く。筆は返さずに1方向へのみだ。それを4、5回繰り返して一旦下まで行く。筆が走った。場所は色が乗るので濡れているのか濡れていないのか、およそ見分けがつく。濡れていなさそうな箇所のみ再度筆を加えた。

1回目は、1階塗り。それを段階旅行で、3分6分9分12分24分とした。どうやら12分が良さそう。

2回目は、一通り塗った紙に、2度目の塗布を試みた。これは1度目と2度目に明らかに差が出る露光結果となったので、できれば1回で塗り切るようにしたい。

3回目。ここからは、もう本番。1枚の紙に塗るには薬剤がほんの少し足りなかったので、やや多めの3ミリリットル1回分の使用量とした。要するに、筆にたっぷり含ませて1回で塗り上げるのが良さそう。とは言え、塗り足りない箇所は。追加塗りを試みている。露光時間12分。なかなか良い結果だ。

4回目、ネガを変え同じ調子で繰り返す。

5回目、ネガを変えて同じ調子で繰り返す。

6回目、ネガを変えて同じ調子で繰り返す。

7回目、ネガを変えて同じ調子で繰り返す。このネガは、天井画を撮影したものだったけど、このプリントのみ、濃い部分と薄い部分と言う画面を分断するようなムラが発生して、良い結果とは言えないプリントになった。

集中力と作業時間の関係で今日はここまでとなったけど、まだまだ結果が思ったようになっていない。次回に向けていろいろ課題ができた。