さて、使っているLeicaについて。カメラはS。それにつけるレンズはhasselbladのHシリーズのものを主にVシリーズのCレンズやCFレンズも混じる。なぜなら私はハッセルユーザーで、駆け出し時代に揃えたCF、2009年にHシリーズ導入で集まったHCDやHCがある。
当初Typ006入手と同時にH-Sアダプターを手に、元々あったHCとHCDレンズの活用の可能性を探り始めた。テザーはUSB2.0ケーブルでMacに繋ぎ Leica Image Shuttle 3 と Captue One を同時に起動させうまく設定すると、wifi経由でipadにリアルタイムにプレビュー転送が可能になる。
今、Sは手元に三台。Typ006にTyp007が2台追加された。ところが007は2台返品となりようやく残った3台目で取り回しのいいスペックに楽しみだったんだけどHレンズと相性悪くて悩まされた。その悩みが解消されてもいないのに4台目が手元にやってきた。その後もHレンズとの不相性は続いた。ライカジャパンに相談しても、国際的なライカSフォーラムに参加して相談しても、ウェッツラーに相談しても、原因も改善策も提示していただけなかった。
悩むこと二年も経過したある日、問題の起きない画像が生成された。ハテナと思って今までの何が違ったか考えた。
『原因は背面のジョイスティックを使ってAF作動させること』
まさかこんなことだったとは。こんなのはファームウエア更新で改善しておいて欲しかった。もう旧機種なので望めないのが残念。
というわけで、最近持ち出しの機会が増えてきた。そして、センサー清掃やらメンテナンスやら確認やらをしてみた。ライカジャパンでのセンサー清掃は6000jpy。アイピース追加5000jpy、カードカバー交換6000JPY, これで、また頑張ってもらえる。
そして撮影画像にハード的な問題のない今、気になるのはレンズのモーター。AFモーター不具合品かとccdセンサー。これについてフォーラムではウェツラーに問い合わせて聞いている方の書き込みを何度か見かけたので自分も問い合わせてみた。SUMMARIT-S70mm CS 1本目はAFモーター交換済。2本目は2017年改善品以降の製品なので未交換。VARIO ELMAR-S30-90mmはウェッツラーでのピント調整時に同時に修理交換していた。Typ006のCCDも対策品に交換ずみとの回答。ドイツ本社もなかなか親切に相手してくださるなぁ。感謝。
そして年末のパリで使った C80/2.8クロームレンズの写りがとっても良くって、C150/4 クローム を追加してしまった。どっちも私より生まれが一年はやい1968年製。T*なしの白レンズ2本目、どちらも Leica S との相性は味わい深いものがあってとても気に入っている。
追記3/12
Leica S typ007 の問題について。
ファームウェア12.0のHC80mmでレンズシャッターを使うと症状再発した。
これを ファーム19.0 のHC80を組み合わせ、AFをシングルに設定することで、
再度問題なしとなる。この状況に整うとファーム12.0のHC35mmは使えている。
ゆえに、ジョイステックだけの問題ではないようなので、無症状の状態にセットできたボディでは、古いファームのHC80mmを装着しないのが望ましいようだ。