なんとなくレガシィの林道走行は解禁してるんだが、さっき路外へ落としてしまった。シヌカトオモッタ。まっ、シヌカトは大袈裟なんだけど。クルマはあのとき絶体絶命だったな。ケータイ圏外、道道まで13キロだから歩くと6時間。ついていることは3キロ戻った終点の滝に二台の車と四人のヒトがいて、彼らは必ず戻ってくる、いつか。
けん引ロープとアーミースコップを確認し彼らを待つことに決めたあとは、クルマの下びっしりの砂利と土をひたすら掘り出した。
腰くらいの深さに45度くらいの角度で横たわっているかんじだから乗用車が引っ張ったくらいで脱出できるイメージは持てない。
だからひたすら砂利を掘り出し前後輪タイヤ前後をあけ、さらに腹についちゃっている土石と草をとりのぞき下地づくりをつづけた。