西興部の山にいい滝があった。 黒岩 赤岩 行者。中でも赤岩の滝に日差しが当たったところは、それはそれは美し赤の光の世界だった。
こちらは黒岩、名の通り黒の岩の上を水が流れる |
HCD28 w/ nisi filter |
目指した2湿原に入れなかった。雲井ヶ原は倒木で通行不可、ピヤシリは林道工事でゲート閉鎖。
この下川町滞在中になにをすべきか、松山再訪。わたすげの美しい7月から二ヶ月が過ぎているいま、りんどうが終わりへ向かっていた。来る度に表情が違うのがまたいい。偶然出会えた湿原守から松山湿原について話しを聞けたのはうれしい。毎週の手入れによって管理が行き届いていることに納得させられた。
道中ヒグマ発見、この山にもやはり棲息している。会わぬよう最大限の備えは常に欠かせないと痛感。
3年間、ホテルギャラリーに展示をつづけたランドスケープス作品はこの4月に入れ替えの為引き上げてきた。どれほど沢山の人々がこの場所を通り、どれほどの方々が立ち止まってくだったのだろう。考えると緊張に震える。
「オンネトー」は大阪の設計事務所さまのところへ行き、残りはここの事務所に戻ってきた。内一枚は経年展示後の修復を施し自身のリビングに掛け眺めている。季節のさくら、湿度、川水、かすむ遠景、「千歳川桜」漆喰作品は一枚の絵のような重厚感と、その場の臨場感をいまも新鮮に伝えている。
とあるお方から連絡をいただいた。碧が印象に残っていてしばらくぶりに訪れるとそれは無くなっていて、今観られないのがとても残念という。その写真作品をもう一度観たいという気持ちを、勇気ある行動におこし連絡を取ってくださった。
事務所内に展示スペースをつくり「千歳川桜」同様経年展示後の修復を施し、数日ひとり眺めていた。
フレスコ仕上げの写真作品「支笏湖」は、夏の日没、フップシから西への外輪山をながめたものだ。山上の空には色がのこるが、そのほかは日中の光が吸い込まれるように群青に変わりゆく。湖面は波風にざわめく。そこにいると聞こえた音がいまもかすかに届くような感覚を覚える。
今回お会いするまでわたしはその方を存じ上げなかったわけだけど、作品はこれまで自分自身が観られていたのを覚えているのかもしれないと、ふと思う。もしかすると、なにかしらメッセージを送り続けていたのかもしれない。だとするとやはり、こうして作家を探し作品への再会を果たしにきてくれたこの方こそ、この作品が待っていた人なのかもしれない。
この度ご連絡いただいたこと、感謝しております。
シャクナゲ沼をめざしていた。
手前の沼、長沼へはシャクナゲ岳から流れ込んでくる厚い雲が幻想的で一気にチセヌプリを隠していった。撮影していると雲のやってくる森のおくからこれまで聞こえなかった音がざざざーっとしてきた。
雨だ。
あわてて上下の雨具を着、バッグにもカッパを着せ間に合った。水辺から山道にもどるとまあ小降り程度。なので先を目指すことにした。結局チセとシャクナゲの分岐標高888mまで行ったものの、その少し前から降りは強めになってきて、ついに大降りに変わってしまった。
もうひどい雨で、はやく車まで戻りたいのだけれど、1時間は確実にかかるところまできてしまっている。カッパのなかまで雨は入っていないが、すでに見た感じ全身ずぶ濡れ。「おちついて」「おちついて」「ゆっくり」「ゆっくり」
山道が川になる。。
恐怖がよぎる。
雨脚はどんどん強くなる。
来た道は集中豪雨で通行止めになる道道だ。
雷が地響きを繰り返す。
鳴り響くと雨脚が猛烈に強まる。
ほんの少し降りが弱まり、また雷と共に強い雨に戻る。おそろしい。長沼の先に少し開けている場所、あそこは雷の標的になるからまずい。体勢を変え、三脚をはずし、ポールとともにヨコにしてなるべく笹藪に沿って歩く。クリア。もう少しだとおもう。
木道まで戻ってきた。下り50分ほど経過したところでiphoneからの信号が途絶えた。
気に入っていた今では小さなスマホ、さよならか。。
事務所の木製椅子、いい色合いだし満足なんだけど前オーナーさんのしっかり塗りました的塗装が少し剥がれてきているのが気になっていた。
これまでの塗装を剥がし、サンドペーパーで削り、再研磨。 後日ステイン塗装を二回、ウレタン3-4回塗布し完成を目指す。
NYからやってきたH5Dは2000ショット程度の美品だったが問題が2つ。
1. バッテリーが旧タイプ1850。
2. macと繋がらない...
二つ目はやはり検証が必要いうことで、ハッセルブラッドジャパンK氏に委ねた。FWの基盤交換が必要とのお返事が。
メンテナンス&リペア完了。同時に50000ショットのHC80も先端のぐらつき改善と内部清掃を依頼。
5000万画素はほとんどの仕事で活躍してもらえそう。