学びも大詰め、もう少し。
一泊予定で、日本の絵と仏像、日本の写真を観るためにきた。ピーチは欠航が怖いけど価格に惹かれシンプルピーチで予約。運賃が6千円くらいだから破格だわ。成田に着いたら電車の乗り場が近くて驚く。便利かも。けど成田から都心へはやっぱりそれなりに遠くて電車賃もそれなり。
東京都国立博物館で二つ、松濤美術館で一つ、観覧する。
大和絵展。論文研究の授業でグループワークの題材だった信貴山縁起絵巻が展示物に含まれている。グループワークで検討したのは、並木誠士氏の「縁起としての信貴山縁起絵巻」論。ホワイトボードを使った発表まであって、大変な緊張でした。。命蓮が倉を飛ばしたり。とても霊力というか神力のような話であったので会場では、ぜひ飛蔵巻が観たかったんだけど期間で入れ替えとのことで、今日は延喜加持巻だった。
翌日、 本歌取り 今回最大の目的はこれ杉本博司展なの。なんか聞いたことあるな本歌取り。和歌だったか。それで既に終了してしまっている西で行われた「本歌取り」をyoutubeで拝聴し理解を深めてから挑んだ。すでにある名歌の一部を使ってさらなる高みをと完成度を目指すもの。日本の古典の引用を写真を使った新しい解釈として観せてくれる作品群。
観覧後、トーハクへ再び行く。九体阿弥陀の修復がなされて展示されているのだ。阿弥陀如来に神々しくライトがあてられている姿は、こういう場所でしか見られない。以前、奈良歩きで京都の南端に位置する浄瑠璃寺と岩船寺を拝観しているが、あの実際の場所にある姿とは似ても似つかぬというのが正直なところ。仏像らはやはりそれがあるべき本来の場所に置かれるのが似つかわしいと感じる。