2011/02/27

赤い人


食事制限に禁酒中なもんだから、夜もつまんないので早めに寝てるこのごろ。
なので少し早めに目覚めてしまう...

H氏からお借りした赤い人は読み終えた。樺戸集治監の囚人たちによる開拓から原始林の空知には土地がうまれ、道が伸びていった。石狩川を丸木舟で三日かけて遡り、須部都川の合流点から上陸すると森深くから木材を切り出し、彼らが入る集治監を自らの手で作るという壮絶な始まりから、時代とともに不要となり閉鎖となる監獄の運命。凍る石狩川、暖なく足袋も認められない冬期労働、囚人たちの死、脱獄、看守の苦悩、それをとりまく人々が描かれていた。

今回もすごいものを読ませてもらえて大満足の吉村昭作品。

昼から事務所にて木製パネル張りの加工や、掃除。あと三月中までにやらねばならぬ会計など。