2007/06/03

一度札幌へ

 今週から来週にかけてロケが続く。
三泊四日の網走、二泊三日は層雲峡からウトロ、一泊二日で十勝川温泉。
合間に札幌へ戻り、データ作成やポジ現像に納品準備とばたばたしている。
いや、ばたばたさせて頂いているスポンサーや、お客様には大変感謝している。

 さて、数日前のマシン(HD)トラブルについて少し書き残しておこうとおもう。
うちの事務所でのデータ撮影にはキャノン1Dシリーズがメインとなる。
この機種は撮影時に二種のメディアに同時記録されるので、常にバックアップが完了している。このいづれかのメディアから、事務所のメインマシンG5のworkフォルダーにコピーし現像ソフトで確認、その後すぐにメディアは消去し、次の撮影に備える。このworkフォルダーは一日一回のバックアップをプログラムしているものの、時間帯によってはそれがされていないファイルも存在するのだ。ここはとんでもなく大きな問題だった。
 二日ほど前に、workフォルダーのあるディスクにデータが入りすぎていたのことで、前々から起きている小さな問題を解決しようと作業を始めた。進行形のworkフォルダー以外は別のディスクへ移植し、見た目の空き容量を増やしたのだ。その行為以降、ハードディスク作動時にこれまで聞かれないシャッシャッシャッという乾いた異音が鳴り始めた。

気持ち悪いなとは感じていたが、対処しなかったのが悪かった。

 そののちディスク内の様子が一時ファインダーに表示されなくなり。青ざめた。血の気が引いた。どうすれば良いかをあれこれ考えながら対策の処置を迫られたのだ。一部xmpを含む4000近いrawデータなのだ。
数度の再起動後、データがadobebridgeから見ると確認出来たのだ。恐る恐るそこから別ディスクへコピーを開始。エラーなく最後までコピーが完了することを祈る。数十ギガのデータコピーにはそれなりの時間がかかり、その後の検証や未現像分rawデータ700コマのjpeg化、納品用ディスクやラベル作成と、完全に時間は押した。

午後十時すぎに取引先へ無事納品し、網走へ着いたのは午前二時半。寝る頃には空が白々していた。